2025年7月4日、夏のやわらかな日差しが差し込む京都女子大学で、浄土真宗本願寺派 青少年国際研修団の皆さまとの交流会が行われました。
昨年度は龍谷大学で開催された本交流会。今回は会場を移し、京都女子大学での初めての開催となりました。新しい環境での実施は、京都女子大学にとって新鮮で、胸が高鳴るようなひとときの始まりでした。
研修団の皆さまは、北米、カナダ、ハワイ、南米など、世界のさまざまな地域から来日されていました。国も文化も異なりますが、同じ仏教の教えを学ぶ仲間として集い、言葉を交わし、笑顔を分かち合うその瞬間ごとに、距離や国境が溶けていくように感じられました。
言葉の壁は確かにありましたが、互いに理解し合おうとするまなざしと温かい心が、会場全体をやさしく包み込み、自然と笑い声が広がっていきました。
特に心に残ったのは、環境や生活習慣は違っても、皆がそれぞれの土地で浄土真宗の教えを大切にし、日々の暮らしに息づかせている姿です。同じ教えを学ぶ一員として強く共感し、とても励まされる思いがしました。
今回の交流を通して、宗教や文化の違いを越えても、人と人が理解し合い、心でつながることができる確かな手応えを感じることができました。
このかけがえのない時間が、これからも多くの学生や教職員に広がり、世界とつながる扉となることを心から願っています。


